こう、悩んでいる時はいっこうに進まないし出口も全く見えないばかりか、
どこから入り込んだのかもわかんなくなっちゃうんだけど、
「はっ。やっぱ、これでいくか。」
などと、さんざん迷った挙句に初志に戻った途端に、
その周辺のことも、ばたばたと収まりついてしまうことがある。
最近、まさにそんなことがあった。
じわじわ、だらだら、よくもそんなに「イロイロ」を引っ張りだせたもんだ、
と今になっては思うんだけど、最中は何とも真剣で窒息しそうな空気圧
のなかに自分を追い込んでいる。
失敗しないように、
一番良い、最高の、
安全な、手堅い道をゆけるように。
そう思って、考えているはずなのに、
そう考えている最中の自分というのはちっとも楽しくなくて、苦しくて、
長引くほどに願いとは程遠いところへ向かっていく感じになる。
色とりどりの風船を持っている自分がいる。
赤も青も黄色も、一束になって頭上をゆらゆらしている。
束ねた紐を持つ手が、空にひっぱられるような感じもいい。
風船のように、自分も空に吸い込まれそうな感覚が気持ちいい。
ふとした瞬間に、手を離してみる。
風船は、ぱぁーっと空に吸い込まれて
思い思いに散っていく。
私の手を離れて、私の知らないもっと広いところへ、
もっともっと遠くかなたへ。
どこに行くのかも、どこに行けるのかもわからない。
知りたいとも思わない不思議。
散る風船を見ていて、あぁ、飛ぶってこうゆうことか、
などと思ったりする。
もっと自分を逃がさなくては。
いや、自分の考えはもっともっと逃がさなくては。
そうゆうことが必要な時もあるんだ、きっと。
そう思ったら、あっという間にすーっと道がみえてきた。
もともと見えていた道に、いろんな草や小石を投げ込んで
それがどんどん道を覆っていって、みえなくしてしまっていたのだ。
もう迷わないで行くぞ!
と、何度も同じようなことを繰り返してる感じなんだけど、
もしかして生きるっていうことは、こうゆうことなのかな、
などと思ったりもする。
シンプルに生きたい、何も見失わずに迷わずに、
一度でぴしゃりとゆきたい、と思うけど、まだまだこんな感じが
続きそうな私であります。
それでも、それでも、ゆけゆけ、なのだ!